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新庄らしい、型破りな意思表明だった。「きょう、ヒーローインタビューという最高の舞台でみんなに報告したいことがあります。
今季限りでユニホームを脱ぐことを決めました」。開幕して1カ月足らず。4月という異例の時期での引退宣言。盛り上がっていたファンの歓声が一瞬にして驚きの声に変わり、試合後は右翼席に居残ったファンからは「新庄。辞めるな」コールが続いた。
決断は開幕戦だった。地元で初めて迎えた開幕戦に4万2393人が集まり、「球場が満員になっておれの夢がかなった→RANKING
自分の仕事は終わりだと思った。やり遂げたという気持ち。そのときに決めた」と説明した。チームに引退を伝えるのもヒーローインタビューが初めてだったという。
言動も派手だが、この日はプレーも派手だった。2回の第1打席では初球から積極的に打って左へソロを放ち、7回は前の打者の稲葉が敬遠で歩かされて迎えた2死満塁で満塁本塁打を右中間へ運んだ。
「試合前からお立ち台で言うからと(スタッフに)話していた。最高のホームラン2本。うれしい」。引退表明によくある湿っぽい雰囲気は全くなかった。「残りシーズンを今まで以上にどんどん楽しんでいきたいと思う。
やり残したこと? ない」。新庄の顔から笑みが絶えることはなかった。





